11回、石田匠㊧を攻める井上拓真
この後、WBOバンタム級5位の武居由樹(大橋)が、同級王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)に挑み、最後に井上尚✕ネリ戦が行われる。 ◇◆ユーリ阿久井が初防衛「きょうは僕の日だった」
桑原拓に判定勝ちで初防衛を果たしたユーリ阿久井政悟
右の強打で返り討ちにした。WBAフライ級王者のユーリ阿久井が序盤からペースを握り、最大8ポイント差をつける完勝。初防衛に成功し、「久々の対決で(桑原は)強くなっていた。1回に効いたパンチがあったけど、きょうは僕の日だった」と頬を緩めた。 2021年7月の日本フライ級王座戦で対戦しTKO勝ち。この日もスピードで勝る挑戦者に対し、左でリズムをつくり、プレスを掛け、右を打ち込んだ。2回からはそれを徹底し、終盤はボディーを効かせる。1990年代に活躍した憧れの世界王者、勇利(ゆうり)アルバチャコフのような闘い方だった。 四つの世界戦が並ぶ初戦。「いいパンチが入ったら、少し遅れて歓声がきた」。東京ドームならではの雰囲気を堪能し、充実した表情を浮かべた。(森合正範) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。