ボクシングの世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(6日、東京ドーム)に臨む4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が4日、横浜市内で記者会見し、「とてつもない試合ができると確信している」と、元世界王者のルイス・ネリ(メキシコ)との対戦に自信をのぞかせた。関係者によると、試合のチケットは完売に近く、当日は4万人余りの入場が見込まれるという。
東京ドームでの世界戦は1990年のマイク・タイソン(米国)以来34年ぶり。日本選手がメインイベントを務めるのは初で、井上は「エキサイティングな試合を見せたい」と改めて意気込んだ。
ネリには、2018年の山中慎介との再戦となったバンタム級世界戦で体重オーバーした過去がある。大橋ジムの大橋秀行会長は5日の前日計量について、「試合より緊張する」と苦笑い。ネリ自身はこの日の会見で「体重はリミット内になるので問題ない。死を覚悟して戦いに挑む」と決意を口にした。
6日は、井上の弟で世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者の井上拓真の防衛戦を含め、世界戦が計4試合組まれる。【岩壁峻】
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