大阪府門真市で開催されたフィギュアスケートの全日本選手権で4連覇を果たし、3連覇中の世界選手権(来年3月、米ボストン)代表となった女子の坂本花織選手(シスメックス)が23日、記者会見に臨み世界選手権への抱負を語った。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックの出場枠が懸かる今回の世界選手権、そして五輪本番に向け「ここから、一試合一試合がかなり重要になってくる」と気を引き締めた一方で、自身の4連覇には重きを置かない姿勢を見せた。
前回大会でペギー・フレミング(米国)以来、56年ぶりとなる大会3連覇を達成した坂本選手には、1956~60年に5連覇を達成したキャロル・ヘイス(米国)以来、女子では戦後2人目の4連覇が懸かる。
記者会見で連覇への思いを問われた坂本選手は「4連覇とか何十何年ぶりというのは特に意識はしていない。今年(今季)と来年(来季)、2年(シーズン)で一つと考えている。あくまで通過点として考えたいと思っているので、そこに重きを置きたくないかなと思っています」と語った。
現時点でのミラノ五輪への思いについては「こうあってほしいなというのは、個人と団体で金メダル。そこをやっぱり目指していきたい。一つ一つ大事にして頑張っていけたら」と意気込んだ。【倉沢仁志】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。