元国会議員の杉村太蔵さん(45)が大会アンバサダーを務める「マルトモ杯タイゾー毎日テニスオープン」(毎日新聞社など主催)は21日に大会最終日を迎え、松山市の愛媛県総合運動公園で準決勝、決勝が行われた。準決勝に出場した杉村さんは、地元選手と大接戦の末敗れた。相手ペアと固い握手を交わし「参りました」と声をかけると、会場は大きな拍手に包まれた。
大会は男女混合(ミックスダブルス)で争われ、プロらが参加する「一般の部」と合計年齢が80歳以上の制限がある「全世代の部」の2部門に計28組が参加。杉村さんは4大大会に出場経験のある元テニスプレーヤーの長野宏美さん(53)と、全世代の部に挑戦した。
この日の会場には、杉村さんの試合やプロ選手のハイレベルな戦いを見ようと、300人超の観客が訪れ、ビッグプレーに歓声を上げていた。
優勝は、一般の部が岡山県倉敷市出身のプロ兄妹、岡村一成さん(32)、恭香さん(29)組。岡村さん兄妹は「兄妹で優勝することが目標だった。この大会の初代優勝者になれたことがとてもうれしいです」と語った。一方、全世代の部は、杉村さんに勝利したいずれも松山市の菅亮輔さん(46)、平山由美さん(47)が優勝。2人は「地元の声援を力にして優勝できました。杉村さんと試合ができて良かったです」と話した。
杉村さんは「こんないい大会になったのは地元の皆さまの応援のおかげ。愛媛で長く続けていきたい」と喜んでいた。【杉本修作】
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