国際スケート連盟(ISU)が20日、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの選手について、個人の中立選手(AIN)として2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックの予選参加を認めることを発表した。この日開幕したフィギュアスケート全日本選手権に出場中の選手も強豪国ロシアの五輪参戦の可能性に反応した。
世界選手権3連覇中の坂本花織選手(シスメックス)は「以前は(ロシアから)3人だったので『誰かの間に入りたい』という気持ちがあった。その気持ちがまた復活すると思うと、めっちゃワクワクします」と歓迎した。その上で「今はロシアだけじゃなく米国とか他の国も強い。強い選手がたくさんいる中で戦えるっていうのは、めちゃくちゃ燃えます」と闘志に更に火がついた様子だった。
昨季の4大陸選手権優勝者で五輪代表候補の一人でもある千葉百音選手(木下アカデミー)は、ネット交流サービス(SNS)でロシアやISUの動向を探っていたという。
「本当に4回転をポンポン跳ぶ選手がたくさん出てくると思う。今は自分が完全に勝てる自信はないんですけど、1年後にはやはり日本代表として、胸を張って自分の目標とする試合に出場する自信が常に備わっていないといけない。今の自分に足りないのは、ジャンプ力だとか、4回転の大技。やっぱり入れていかないといけないなっていうのは強く感じました」と練習中の4回転トーループ習得に強い決意を口にした。【倉沢仁志】
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