フィギュアスケートの全日本選手権は20日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕し、女子ショートプログラム(SP)で、ジュニアグランプリ(GP)ファイナル3位の中井亜美選手(TOKIOインカラミ)は55・20点だった。
3回転ルッツ―3回転トーループのコンビネーションこそ決めたものの、冒頭の2回転半ジャンプでバランスを崩すなど、なかなか波に乗れなかった。思うように得点を伸ばせず、演技後は悔し涙があふれた。
「練習では体の調子もジャンプの調子も良かった。自信を持って(SPに)臨んだので、こういう結果になってしまって悔しい」。演技後はそう唇をかんだ。
22日のフリーでは、2本のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦する予定だ。「中1日あるので、気持ちを切り替える時間はたくさんあると思う」と語り、「トリプルアクセルを2本、絶対決めるという気持ちを作って挑みたい。後悔したくないので、最後は笑顔で終われるように頑張りたい」と前を向いた。【深野麟之介】
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