新たな秋田県立体育館整備の入札が不調に終わったことを受け、事業費の増額を盛り込んだ補正予算案が開会中の12月県議会で審議されています。県は17日の県議会予算特別委員会の総括審査で「再公告に参加する意向を示した業者がいる」と明かしました。
県は7月、新たな県立体育館の総事業費を約254億円と見込んで入札を公告したものの、資材価格や人件費の高騰が影響し、参加を予定していたすべての業者が辞退しました。
この事態を受けて県は、総事業費を110億円増額した補正予算案を12月県議会に提出しています。
17日に開かれた県議会予算特別委員会の総括審査では、委員から増額の根拠などを問う声が相次ぎ、県の担当者は「市場価格の調査と入札を辞退した業者へのヒアリングを基に算定した」と説明しました。
その上で「再公告に参加する意向を示した業者がいる」と話しました。
新県立体育館の整備は、バスケットボールB1秋田ノーザンハピネッツが新しいトップリーグに参入する条件の一つで、12月26日のBリーグの臨時理事会で判断される予定です。
県は補正予算案が可決され次第、入札を再び公告し、Bリーグに報告します。
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