準決勝で、王子谷剛志に勝利した中野寛太(左)=日本武道館(撮影・水島啓輔)

体重無差別で日本一を争う柔道の全日本選手権は29日、東京・日本武道館で行われ、23歳の中野寛太(旭化成)が初優勝した。決勝は男子100キロ超級で2021年東京五輪代表の原沢久喜(長府工産)を2―1の旗判定で破った。31歳の原沢は6年ぶり3度目の頂点を逃した。

3位は昨年覇者の王子谷剛志(旭化成)とグリーン海斗(パーク24)。男子100キロ超級で21年世界王者の影浦心(日本中央競馬会)は準々決勝、昨年2位の羽賀龍之介(旭化成)は3回戦で敗退した。

今大会は男子100キロ超級の斉藤立(JESグループ)らパリ五輪代表内定者、世界選手権(5月・アブダビ)代表は出場していない。8年ぶりに旗判定が復活し、延長戦を廃止。試合時間は4分から5分、決勝は8分に延び、反則負けとなる指導の数は4に増えた。

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