日本サッカー協会は12日、女子日本代表「なでしこジャパン」の新監督にデンマーク出身のニルス・ニールセン氏(53)の就任が決まったと発表した。外国出身監督が、なでしこジャパンを指揮するのは初めて。
ニールセン氏は2013~17年にデンマーク女子代表監督、18~22年はスイス女子代表監督などを歴任して、直近はマンチェスター・シティーの女子テクニカルダイレクターを務めた。協会を通じて「新たな刺激とアイデアを新しい目線をもってチームに注入し、選手やスタッフと協力して成功に導き、タイトルを獲得したいです」とコメントした。
なでしこの監督を巡っては、8強入りした今夏のパリ・オリンピック後に池田太前監督が退任。その後、新監督選考に時間を要し、10月の韓国との親善試合は、佐々木則夫・女子委員長が監督代行を務めた。新監督決定に佐々木委員長は「性格がなめらかで、話をしても引きつけられる方。チャンピオンになることがミッション」と期待した。
また、28年ロサンゼルス五輪出場を目指す男子日本代表の監督には、今夏のパリ五輪でも指揮をとり8強進出に導いた大岩剛監督(52)を再任することも決まった。【角田直哉】
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