ソフトバンクの三笠杉彦ゼネラルマネジャー(左)と握手をするフェリペ・ナテル4軍投手コーチ=福岡市中央区のみずほペイペイドーム福岡で2024年12月12日、林大樹撮影
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 プロ野球・ソフトバンクの4軍投手コーチに12日、今季まで社会人野球・ヤマハ(静岡)の投手兼任コーチだったフェリペ・ナテル氏(35)が就任した。福岡市のみずほペイペイドーム福岡での就任記者会見で「選手が自分の力を発揮できるよう、個性を尊重していきたい」と語った。

 ブラジル出身のナテルコーチは、地元の高校卒業後の2007年にヤマハに入社した。力のある速球とキレのあるスライダーを駆使して、16年の社会人野球日本選手権で初優勝に貢献。ブラジル代表としても活躍した。

 今回のプロ球団からのオファーに驚いたというが「野球でさらなる高みを目指したかったので、挑戦することにした」と就任の経緯を話した。ブラジル代表としての現役続行オファーもあったが断ったといい、実力をつけた日本球界でコーチとして第二の人生をスタートさせる。

 担当する4軍は、支配下契約を目指す若手選手が多く、外国人選手もいる。

 自身は来日当初、コミュニケーション不足による競技や生活への悪影響が課題だったといい、「選手は本番でいかに力を発揮できるかが大切」として、「1軍を目指すためにも、野球を一番に考えられるようサポートしたい」と意欲を示した。

 大切にしたいと思うことを問われ、「個性を伸ばして成長する指導」と語った。【林大樹】

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