岩手県陸前高田市では12月8日に、震災遺構などをコースに組み込んだ「奇跡の一本松マラソン」が開催されました。
大会は震災復興が進められている陸前高田市の新たな魅力を発信しようと開かれたもので、県内外から1000人余りのランナーが参加しました。
大会では普代村出身でプロ野球楽天の球団アンバサダー銀次さんがスターターを務め、ランナーは号砲の合図で一斉に飛び出しました。
コースは「夢アリーナたかた」を発着点に奇跡の一本松など震災遺構も組み込まれていて、ハーフマラソンや3.2キロなどの4つの種目で競われました。
また防潮堤の上もコースになっていて途中の献花台では立ち止まって海に向かい手を合わせていました。
仙台市からの参加者
「東日本大震災から時間が経って(被災地を)忘れがちになってしまうと思う。大会に参加して被災地を思う機会が大切だと思った」
ランナーたちは師走の冷たい浜風が吹くなか陸前高田の街を駆け抜けていました。
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