フランス・グルノーブルで開催されているフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズの上位6人で争うGPファイナルの女子公式練習が7日朝行われ、ショートプログラム(SP)6位スタートとなった樋口新葉選手(ノエビア)がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦する場面があった。
曲をかけた練習を終えた練習後半、周回のスピードを上げてトライ。転倒や回転が抜けるジャンプもあったが、両足着氷ながら立つ場面もあった。その後、感覚を取り戻すようにダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を跳び、スピンなどの確認に切り替えた。練習後、フリーで挑戦するか問われると「やらないっ」と否定しながらも、笑みを浮かべて引き揚げていった。
樋口選手は競技活動を一時休養する前の2022年北京冬季オリンピック女子SPで、五輪史上5人目、日本女子に限れば五輪史上3人目となる3回転半ジャンプを成功させている。【グルノーブル倉沢仁志】
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