クラブ初のJ1昇格を懸けてファジアーノ岡山は12月7日、プレーオフ決勝に臨みます。取材にあたる岸下アナウンサーが決戦の舞台、岡山市北区のシティライトスタジアムから現在の状況をお伝えします。

(岸下恵介アナウンサー)
「熱狂的なサポーターが集まる「ゲート10」の前に来ています。7日は、どれほど大きな盛り上がりになるんでしょうか。想像するだけでワクワクしてきます。6日、J1昇格プレーオフの会場設営が行われました。舞台は整いました。7日、この場所で歴史が変わる瞬間が見られるかもしれません。現役時代、ファジアーノ岡山で活躍され、現在はクラブの社員として尽力されている澤口雅彦さん(39)にお話を伺います」

■ファジアーノ岡山・澤口雅彦さんに以下の質問!

Q:7日の決戦を前に心境は?
「いろんな感情があるなかで、ドキドキ、ワクワクしています」

Q:クラブ・ボランティアスタッフの様子はどうだった?
「ボランティアが30人ほど駆けつけてくれ、笑顔の中に、大一番なので、緊張感ある表情をしていました」

Q:決勝のチケットは完売。どれくらいの人が来るとみられる?
「1万5000人が駆けつけてくれる予想になっています」

Q:スタジアムはファジレッドになって、熱狂につつまれるでしょうね
「真っ赤な、赤く染まったスタジアムでプレーできるということは、選手にとって力になるので、ぜひ赤いものを身に着けてくださると助かります」

Q:澤口さんは現役時代の2016年にプレーオフ決勝で敗れ「あと一歩」という経験がありますが、ご自身としては特別な思いも?
「2016年は選手として昇格できなかったし、地域の皆さん含めて2022年も悔しい思いをしていると思う。J2、16年目のチャレンジになるが、何としても皆さんと一緒に昇格したいと思います」

Q:クラブの悲願達成に向けて一言
「スタジアムで応援してくださる人も、家で応援してくれる人も、ぜひ選手に熱い声援を送っていただけたらと思います。皆さんでJ1昇格しましょう」

■J1昇格プレーオフの仕組み
改めてJ1昇格プレーオフの仕組みをおさらいしておきましょう。

11月まで行われたリーグ戦でJ2リーグの20チームがそれぞれ38試合を戦い、順位を決定。1位・清水と2位・横浜FCはJ1自動昇格をつかみ取りました。

3位から6位の4チームが残り1枠のJ1昇格をかけて戦うのが、プレーオフです。プレーオフは一発勝負のトーナメント方式で、優勝チームがJ1昇格を果たします。

7日の決勝は、準決勝で勝利した5位・ファジアーノと6位・仙台の一戦。上位チームは、ホーム開催と引き分けでも勝ち進めるアドバンテージがあるため、ファジアーノは引き分け以上で、悲願のJ1昇格が決まります。

12月7日はファジアーノ岡山が初めてJ1昇格を果たす歴史的な1日となるかもしれません。全員で勝ちましょう。

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