女子SPを前に練習に臨む坂本花織=フランス・グルノーブルで2024年12月5日、猪飼健史撮影

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人で争うGPファイナルで、女子の公式練習が5日、フランス・グルノーブルの会場であり、日本勢5人がこの日のショートプログラム(SP)に向けて最終調整を行った。

 坂本花織(シスメックス)、樋口新葉(ノエビア)、松生理乃(中京大)の3選手は衣装姿、吉田陽菜(木下アカデミー)、千葉百音(木下アカデミー)の2選手はジャージー姿で参加。各選手が軽快な動きを披露した。

 大会連覇が懸かる坂本選手はダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転ルッツは着氷したが、演技後半の連続ジャンプとなる3回転フリップで転倒。その後、改めてフリップからトーループの連続3回転ジャンプの練習を行い、最後は2本、しっかりと着氷して練習を終えた。また今大会で唯一、SPからトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳ぶアンバー・グレン選手(米国)は3回転半ジャンプをはじめ、全てのジャンプを降り、好調ぶりを印象づけた。

 滑走はGPシリーズ順位の逆から。シリーズ6位の松生選手が第1滑走となり、千葉選手、吉田選手、樋口選手、グレン選手と続き、最終滑走は坂本選手となっている。【グルノーブル倉沢仁志】

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