ドジャースの大谷翔平選手(30)の3度目のMVP獲得に地元・岩手県奥州市が沸いている。話題となっているのが、その奥州市の図書館にある詳しすぎる巨大“大谷年表”だ。作成担当者に話を聞いた。
■3年前から作成 長さは43メートルに
ドジャース 大谷選手「野球ファンの皆さん。大谷翔平です。2024年のナ・リーグMVPに選ばれて本当に光栄です。今夜、そしてシーズンを通してお付き合いくださった皆さん、本当にありがとうございました。またフィールドでお会いできることを楽しみにしています」 地元も大盛り上がり この記事の写真
3度目となるMVPを受賞したドジャースの大谷選手。数々の偉業達成に大谷の出身地・岩手県奥州市も大盛り上がりだ。
奥州市民「うれしいです。私は自分の息子のように思っているんです」 胆沢(いさわ)図書館
そんな奥州市にある図書館に今、多くの人が訪れている。
“大谷年表”を掲示そのお目当ては、大谷選手が生まれた時から始まる“大谷年表”だ。
大谷選手が生まれた時から始まる胆沢図書館では、メジャーリーグのMVP発表の時期に合わせ、この年表を期間限定で公開している。中には地元ならではの「大谷エピソード」もある。
同級生の証言 同級生の証言「中学に入学して早々、5〜6人の女子から告白された」 リトル時代のチームメイトのお母さんの証言 リトル時代のチームメイトのお母さんの証言
「小学生のころ、合宿で子どもたちが騒ぐ中、翔平だけは夜9時には寝る」 大谷が活躍する度に追加され…
3年前に作成が始まったこの年表。大谷が活躍する度に追加されるため、今ではその長さはおよそ43メートルにまで伸びている。作成したのは、上席主任司書の渡辺貴子さんだ。
野球については… 渡辺さん「(Q.野球は好きだったんですか?)全然。全然分からないです。え?走って打つんでしょう?みたいな」
なぜ、3年前に大谷年表を作ろうと思ったのか?
ベーブ・ルースと比較 渡辺さん「ベーブ・ルースってちょっと太めの100年くらい前の二刀流のおじさんなんでしょうって、そこら辺しか知らなくて。何がそんなにすごいんだろうと思って。じゃあ2人の年表を作って比較したら、すごさが分かるのかなって思ったのがきっかけだったんです」
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■「作業が追い付かない」ヒリヒリしたポストシーズン■「作業が追い付かない」ヒリヒリしたポストシーズン
そんな渡辺さんが作った大谷年表を見ようと、県内外から図書館を訪れる人が増えている。
埼玉から 60代「ほんと今年一年は楽しませてもらいました!」
「MVPをとった後でしたので、行ってみようということで」 秋田から 50代
「我々が普段テレビで見かける姿の裏には、いろいろな出来事や努力や、これくらいの歴史が積み重なっているんだなというのをすごく実感しました」
ただ、渡辺さんにとって今シーズンは、特に年表を作るのが大変だったという。
今シーズンは… 渡辺さん「ポストシーズン、大谷選手も初めて迎えたじゃないですか。ヒリヒリした9月を迎えたいとか過ごしたいって言っていましたけど。私もヒリヒリしましたね。9月、10月と。(私は)試合してないですけど、(作業が)追い付かないと思って、最後ヒーヒー言って作っていました」
そんななかで作られた大谷年表は来シーズン以降も続けていくという。
「後世に伝えるのも図書館の使命」 渡辺さん「こういう書籍とかも郷土資料として、後世に伝えるのも図書館の使命の一つでもある。(大谷年表も)100年先じゃないですけど、何かの時に資料が役立つ時もあるかもしれないと思って。一応やれるところまでやってみようと思って、今継続していますね」
※大谷年表は来年3月末まで公開
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年11月25日放送分より)
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