島根県出雲市の女子サッカーチーム「ディオッサ出雲FC」のブラジル人選手が、監督やコーチからセクハラやパワハラを受けたと訴えた問題で、ヒアリングを行ったチーム側は現時点でハラスメントの行為や発言は特定できなかったと発表しました。
この問題は「ディオッサ出雲FC」のブラジル人選手2人がチームの監督やコーチから、練習中や試合中に何度もポルトガル語で男性器を意味する言葉などを投げかけられるなどのセクハラ・パワハラを受けたと訴えたもので、2人はチームが所属する日本女子サッカーリーグに告発文を提出していました。
訴えを受けたチーム側はスタッフや選手などにヒアリングを実施し、21日時点でセクハラ・パワハラにあたる行為や発言がどのような状況で、だれに向けてされたものか特定ができなかったと発表しました。
チームの運営法人によると、日本女子サッカーリーグからは事実確認の追加調査を求められていて、報告に向けて慎重に確認を進めるとしています。
また、一連の報道を受けて活動を自粛していた監督は、チームの対応方針が定まったとして、練習への参加を再開しているということです。
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