明治神宮野球大会の高校の部は20日、神宮球場で開幕して1回戦があり、聖光学院(東北・福島)は東洋大姫路(近畿・兵庫)に0―10で五回コールド負けした。7年ぶりに東北大会を制した聖光学院は持ち味の堅守が乱れ、長打4本を含む10安打と打ち込まれた。聖光学院の斎藤智也監督の試合後の主なコメントは以下の通り。
聖光学院・斎藤智也監督
うちは虎の子の1点を守り抜く野球で勝ってきたチーム。(2失策で)守備が崩れたら、打開策がないと感じた。投手陣も四球を出してリズムを崩した。自分たちが一番売りにしてきた大事なものを手放したら、何倍もバチが当たるんだなと感じた。
<コールド負けの大敗>
ほとんど経験したことのない負け方。これだけ、五回で痛めつけられたというか、自滅というか、初めての経験なので。とことんまで弱さを自覚して力をつけたい。
<東洋大姫路打線の印象>
ファウルでも余裕で(打球飛距離が)110~120メートルは飛ばしている。(一回の東洋大姫路の高畑知季選手の左翼ポール直撃の3ランも)ポールの上の方に当たっていた。事前に映像を見て(強力打線だと)分かってはいたが、低反発バットでないくらいの野球ができるチームがあるとはびっくりした。下位打線でも本塁打を打つ力がある。打線の厚み、重厚感が相当にある。これくらいの(強打の)野球をやっているチームがあるということを励みにしたい。
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