長年、温めてきた構想がついに形となりました。プロフィギュアスケーターの浅田真央さんが監修をしたアイススケート施設が東京・立川市に完成し、オープニングイベントでその喜びを語りました。
プロフィギュアスケーター 浅田真央さん
「この『MAO RINK』というのは、たくさんの方の笑顔があふれる場所になりたい」
1000人の観客を収容でき、オリンピックで使用されるものと同じサイズを誇るメインリンクでは、キッズスケーターとともに浅田さんのスペシャルパフォーマンスが披露され会場を沸かせました。
浅田さんが直接指導するスケート教室には、地元の子どもたち20人ほどが招かれ、苦戦しながらも、目を輝かせながら、スケートに挑戦しました。
6歳の生徒
「『手を一緒につないでやろう』と声を掛けてくれました。オリンピック選手になりたいです」
浅田さんは選手の頃、練習中に一日中、外の景色を見ることができなかったという自身の経験から、初心者やファミリーがレンタルシューズで楽しめるサブリンクには、大きな窓を用意しました。
プロフィギュアスケーター 浅田真央さん
「子どもたちにもスケートを滑りながら、四季を感じてもらいたい」
また、フィギュアスケートに必要な美しさや表現力を育むためのバレエやダンスのスタジオがあるのもこだわりです。
次の目標を指導者と語る浅田さん。次世代スケーターが、より良い環境で成長できるように随所に想いを込めました。
プロフィギュアスケーター 浅田真央さん
「子どもたちの笑顔が本当に輝いていましたし、このTACHIKAWA TACHIHIから世界に羽ばたいていけるスケーターが出たら、これ以上ない幸せです」
施設は11日に、一般向けにオープンする予定です。
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