フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯女子のショートプログラム(SP)に向けた公式練習が8日、会場の東京・国立代々木競技場であり、世界女王の坂本花織選手(シスメックス)らが調整した。
衣装姿で登場した坂本選手は曲をかけた練習では幅のあるダブルアクセル(2回転半ジャンプ)をはじめ、全てのジャンプを着氷。練習後はリンクサイドで中野園子コーチと右肩の動きを確認しながら引き揚げた。
千葉百音選手(木下アカデミー)は、冒頭の3回転ルッツで転倒したが、その後は安定した滑りを見せた。青木祐奈選手(MFアカデミー)は3回転ルッツ―3回転ループを軽やかに降り、軽快に刻んだステップには練習ながらも観客から拍手が送られた。
坂本選手は第2戦スケートカナダで優勝しており、今大会にファイナル進出が懸かる。千葉選手はGP初戦。青木選手は7位だった第1戦スケートアメリカからの巻き返しを期す。【倉沢仁志】
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