フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス大会に出場した選手が5日、羽田空港に帰国した。7年ぶりにGPファイナル進出となった女子の樋口新葉選手(ノエビア)は「練習してきたことをそのままファイナルで出せるような試合にできれば、(12月の)全日本選手権にもつながる」と意気込みを語った。
樋口選手は、ショートプログラム(SP)3位からフリーでは目立ったミスの無い滑りを見せて合計206・08点で2位。優勝した第1戦スケートアメリカに続く好成績でシリーズ上位6人が進むファイナル(12月、フランス・グルノーブル)を決めた。
2022~23年シーズン途中からの休養を経て、復帰後初となる200点超えに「課題がある中でも200点を超えたことはすごく自信につながった」と手応えを得た様子だった。
またフランス大会3位となり、GPシリーズで5大会連続の表彰台となった住吉りをん選手(オリエンタルバイオ・明大)は「メンバーを見て自分は表彰台に乗れるのかな、という感じだったので、3位は自分でも頑張ったかなと思う」と笑顔。第6戦中国杯で2季連続となるファイナル進出が懸かるが「自分がやりたいようにやります」と、フリーでは4回転トーループに再度、挑戦する考えを示した。【倉沢仁志】
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