高校生バレーボーラーの夢舞台をかけた春の高校バレー岩手県大会男女の決勝戦が、11月4日に行われました。
男子は一関修紅が2年ぶりの優勝を果たしました。

男子決勝戦は2025年春の統合を前に県内3冠に挑む盛岡南と、ここ12年で優勝8回の一関修紅が対戦しました。

一関修紅は、岩手史上屈指のアタッカーと評される及川蓮とその対角に入る垂直跳び91センチを誇る村田優希の2人の3年生を中心に得点し第1セットを奪います。

盛岡南のスタンドには、統合する不来方のバレー部が応援に駆けつけました。
このエールに2年生の竹花心人が奮起します。一人で8得点をマークしこのセットを奪い返します。

勝負の第3セット。「キャプテン」の攻防が展開されます。
一関修紅のエース及川が次々と強打を見せますが、盛岡南のリベロ佐々木綺斗が拾い続けます。
盛岡南が自慢の堅い守りから得点につなげ、追いすがります。

それでも一関修紅は第3セットを奪うと続く第4セットにエースの及川が本領発揮します。このセットだけで10得点と大爆発。

セットカウント3対1で一関修紅が勝ち、2年ぶり15回目の優勝を果たしました。

一関修紅 及川蓮主将
「優勝できて本当にうれしかったです。自分がもっと決めてチームを盛り上げられる選手になりたいと思います」

一方、盛岡南は統合を前に、2024年3つ目の県大会優勝を目指しましたが、あと一歩届きませんでした。

盛岡南 佐々木綺斗主将
「最後勝てはしなかったが、盛岡南という名は刻めたと思う」

一関修紅は2025年1月5日に開幕する春高バレー全国大会に出場します。

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