神奈川県卓球協会は4日、東京五輪卓球女子団体銀メダリストの石川佳純さん(31)を招いた創立100周年イベント「卓球Festival」を開いた。トークショーや、小中高生らに教える卓球教室があり、参加者らは石川さんの話や指導に熱心に耳を傾けていた。
石川さんは全都道府県を回る「サンクスツアー」に取り組んでおり、その一環で来県した。元日本代表監督でもある県卓球協会の近藤欽司会長は、当時14歳だった石川さんを世界選手権代表に抜てきした「恩師」。2人のトークショーでは、石川さんが学校から帰宅後、代表に選ばれたことを知り、すぐにユニホームに着替えて記者会見に臨んだエピソードなどを紹介した。
現役時代の練習に関しての質問に対し、石川さんは「決めたことは必ず最後までやる。規律ある練習をすることで自分が鍛えられる」と答えた。近藤会長は「引退したら終わりでなく、全国を回って子どもたちに夢を話している。その人間力を見習ってほしい」と参加者に話しかけた。【横見知佳】
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