高校野球の秋季関東大会は4日、横浜市のサーティーフォー保土ケ谷球場で決勝があり、横浜(神奈川1位)が今春のセンバツ王者である健大高崎(群馬1位)に延長十回タイブレークの末、4―3でサヨナラ勝ちし、17年ぶり4回目の優勝を果たした。横浜の村田浩明監督は試合後、準決勝で乱調だったエースの奥村頼人投手を外野で先発させ、3番手で終盤のマウンドを託した。試合後の村田監督の主なコメントは次の通り。
<接戦を制して頂点に立った>
思うようにはいかないと思っていました。試合を通して、なかなか勝ち越せず先行できていなかったけれど、最後に勝てばいいというふうにずっとベンチで言っていました。最後にしっかりバントを決めて、何とか執念のヒットになったというところもあります。やっぱり守備からリズムということをすごくうるさく言っているので(十回の守備で)バント処理を二つアウトにできたというのが全てです。
<八回からは奥村投手が3番手で登板して3回1安打無失点。前日3日の準決勝は先発するも2回2失点(自責点1)で降板していた>
奥村、レア奥村、超レア奥村というのがあって、昨日(準決勝)は全然ダメな超レア奥村でした。試合に(気持ちが)入っていかないと厳しい戦い(での登板)は難しいので、今日は外野(で先発メンバー)に入れました。試合に入ってからマウンドに立てば「やれる」ということを見せてくれました。実は昨夜「明日、先発させてください」と(奥村投手が)僕の部屋に入ってきた。元々ここ(決勝の先発)は織田(翔希投手)でいくという話だったので、決めたことはしっかりと貫いて。でも「奥村、最後あるかもしれないぞ」ってところで八回から出しました。準備が良かったので(マウンドにスムーズに)入れたのかなと思います。
<昨晩、地元のDeNAがプロ野球で日本一になった>
いや、もう正直、ベイスターズが優勝したことが全くわかっていなくて、とにかく健大高崎戦への準備をしていた。高山(大輝)部長の同級生の筒香(嘉智)君がホームランを打ったって聞いて、さすがだなって思いました。
<地元の盛り上がりが大きい>
そういうふうに盛り上がればすごくうれしいです。僕らは子供たちと一緒に野球をどこまでも突き進んでいくっていうのがある。子供たちのためにというか、仲間のためにというか、そこを大事にしています。
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