プロ野球・巨人の長嶋茂雄元監督(88)の出身地・千葉県佐倉市で2日、「長嶋茂雄少年野球教室」(同市など主催)が開かれた。巨人OBの中畑清さん(70)ら10人が、地元の小学生346人に、ボールの握り方や投球フォームなどを指導した。
雨の中、長嶋茂雄記念岩名球場で開催され、長嶋さんは欠席したが、「私の野球は、『自分のベストを鍛えろ!』です。投げる・打つ・守る・走る、の中で、自分が最も得意な種目に挑戦してください」とのメッセージが紹介された。
投手や野手などのポジションごとに分かれて指導が行われ、定岡正二さん(67)ら往年の名選手が「自分の気持ちを込めて練習を続けることが大事」などとアドバイスした。
教室を終え、少年野球チーム「中志津パワーズ」の山本海斗さん(12)は「ゴロは前に出て捕るようにと教わった。練習に生かして、うまくなりたい」と話した。篠塚和典さん(67)は、この日朝、長嶋さんから「頑張ってくれや」と電話があったことを明らかにし、「本当は長嶋さんが一番来たかったと思う。この野球教室に参加した子の中からプロ選手が出るのが楽しみです」と話した。
この野球教室は、2013年に長嶋さんが国民栄誉賞を受賞したことなどをきっかけに14年から始まり、17年までは長嶋さん自身も参加。コロナ禍などによる延期を挟み、今回で8回目。【大槻英二】
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