パリ五輪の総合馬術団体で銅メダルを獲得し、「初老ジャパン」と称して話題を集めた日本代表のメンバー、戸本一真選手(41)=JRA馬事公苑=が3日、福島競馬場(福島市)で行われている「秋の福島競馬」で誘導馬の騎手を務め、訪れた大勢のファンを楽しませた。
戸本選手は岐阜県出身。2015年から英国で総合馬術のトレーニングを積み、パリ五輪では馬術競技としては92年ぶりとなるメダルを団体で獲得。個人でも5位に入り、2大会連続で入賞を果たした。
この日、第4レースで誘導馬に騎乗した戸本選手が競馬場に姿を見せると、集まった大勢のファンから拍手が送られた。レース後に行われた「馬の絵と写真コンクール」の表彰式にも参加し「福島に来ると街全体が競馬を楽しんでいて、ホームに帰ってきたような感覚になる。初老に差し掛かっている年齢だが、ロサンゼルス五輪に向けていつでも動き出せるよう日本で練習したい」と話した。
戸本選手からサインをもらった福島市の会社員の男性(24)は「五輪をずっと見ていたので会えてうれしかった。今後の活躍にも期待している」と喜んでいた。【松本ゆう雅】
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