決勝進出を決め、あいさつをする早稲田実・和泉実監督=スリーボンドスタジアム八王子で2024年11月3日、角田直哉撮影

 高校野球の秋季東京大会は3日、スリーボンドスタジアム八王子で準決勝があり、早稲田実が6―0で淑徳に快勝し、優勝した2016年以来8年ぶりとなる決勝進出を決めた。エース左腕・中村心大(こうだい)投手(2年)が被安打4、10奪三振で完封した。和泉実監督の試合後の主なコメントは次の通り。

早稲田実・和泉実監督

 点が取れない。だから「中村、今日は一世一代のピッチングをして」ってお願いをした。相変わらずって感じもあったけど、要所を抑えて、守りもだいぶしっかりしてきたなって感じはしました。ストレートが前半上ずっている感じもありましたが、要所でカウントを悪くしてからは粘り強く投げたと思います。

 <夏の甲子園を経てからの新チーム>

 練習試合もそんなにやれていないんですよ。ただ、内野が全部(選手が)代わってしまったのが大きいですね。だから、チームをどういうふうに編成していくのかっていうのは、僕自身も分からない中でやってきました。今日の打順がちょっとはまり始めたかなっていう感じはします。まだベストメンバーではないんですけど、チーム力は上がってきている感じはします。

 <夏の甲子園メンバーの精神面での成長は>

 やっぱり甲子園に出たことで、甲子園でスタメンを飾った選手はちょっと落ち着いてやっている感じはしますね。ピンチはピンチであるんですけど、特にバッテリーはそういうピンチを、ちゃんと受け止めている感じはしますね。

 <今のチームの強み>

 中村を中心に、無駄な点数を与えないでロー(スコアの)ゲームで勝っていくっていうことなんでしょう。(一つ上の)宇野(真仁朗選手)たちはバンバン打ってくれたので、(今のチームに)僕がまだ慣れていない(笑い)。でも我慢強くやるしかない。生徒たちにはだいぶそれが浸透してきていると思います。

 <清宮幸太郎選手(現日本ハム)らを擁して優勝した16年以来の決勝>

 昔のことは忘れちゃったよ(笑い)

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