世界反ドーピング機関(WADA)は25日、中国の競泳23選手が東京五輪前のドーピング検査で陽性となりながら出場が許可された問題で、独立した検察官を招聘して徹底的な検証を実施すると発表した。
検体の汚染が原因であるとして中国側が処分を科さなかったことを容認したWADAの姿勢に、批判が相次いでいることを受けた措置。検察官は中国側への肩入れや不正の兆候があったか、汚染との主張を受け入れたことの妥当性などを調べる。この作業と別にWADAも中国に監査チームを派遣するという。
ロイター通信によると、英国とオーストラリアの反ドーピング機関がWADAに「規定の枠組みやプロセスから独立した再調査」を求めていた。(共同)
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