11月1日、中日ドラゴンズの秋季キャンプが名古屋市中川区のナゴヤ球場で始まりました。
この日は、練習前に井上一樹新監督が選手・スタッフを集めて、方針を伝えました。
井上一樹監督:
「本当にここからみんな競争してやっていく、それが俺の中での唯一の望み。ドジャースが世界一になって、歓喜の渦の中でシャンパンファイトしたよね。ああいったものがいつかできると俺は描いてるから」
ドラゴンズは3年連続最下位に終わり、特に深刻だったのが、得点数リーグワーストだった打撃です。新チームの打線復活を託されたのが、松中信彦打撃担当コーチです。
松中信彦打撃担当コーチ:
「皆さんとコミュニケーションを取りながらレベルアップできるように頑張りますので、よろしくお願いします」
早速、バッター陣に声をかけ、コミュニケーションを取っていきます。そして来シーズン、チームの主砲として期待のかかる石川昂弥選手にも指導。
松中打撃担当コーチ:
「そんなボール下からだったら、そこに当たらんやろ。それの練習やで!高く遠くに打つんやったら、足を使って…」
自らバットを持ちながら平成唯一の三冠王が熱血指導も行いました。井上監督も練習の様子をチェック。
井上監督:
「(石川選手の太ももを触って)全然強くない!見掛け倒しやで」
終始明るい雰囲気で、4番候補に指導をしていました。
バッティング以外にも、チーム・個人両方の戦力アップを目指し、秋季キャンプ初日は朝10時から午後4時まで、みっちり練習が行われました。
Q.今回のキャンプを一言で
井上監督:
「むき栗キャンプ。硬い殻を自分らの力でこじ開けようぜ。その中には渋い皮もありますけど、そこをむかないことには味は出ないよということでしょう。まあまあできたな(笑)」
11月9日からは一部の選手が沖縄県北谷町に移動し、分かれて練習が行われます。
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