世界的活躍にあやかって県産品の魅力発信を狙う。大谷翔平選手が所属する米大リーグのドジャースがワールドシリーズ(WS)を制覇したことを受け、大谷選手の古里・岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」(東京都中央区)で「おめでとうフェア」が開かれている。
10月31日に始まったフェアの目玉は「御祝袋(おいわいぶくろ)」で、新米とレトルトカレーなどを組み合わせたAセット(1800円)、盛岡冷麺などのBセット(同)、お菓子を詰め合わせたCセット(2500円)の3種類。単品で買うより1000円ほどお得という。そのほか、大谷選手の背番号「17」にちなんで一部商品を17%引きで販売している。
岩手県東京事務所に併設の「銀河プラザ」は、各県のアンテナショップがしのぎを削る銀座エリアにある。30日(日本時間31日)のWS制覇から熱狂さめやらぬ1日も、平日の朝にもかかわらず、開店前から30人以上が列に並んだ。
「大谷選手は打撃も力強く、足でも魅了してくれて、正にスーパースター。同じ岩手出身者として誇りに思います」と店長の高橋圭介さん(49)。「岩手の食材がパワーの源泉かもしれません。多くの人に知ってほしい」と願いを込める。
埼玉県入間市から買い物に訪れた元消防署員の男性(73)は「描いた夢を実現する大谷選手の実行力に感動しました。岩手のことをもっと知りたくなりました」と話していた。フェアは4日まで。【山崎明子】
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