記者会見する日本ハムの栗山英樹CBO=エスコンフィールド北海道で2024年11月1日、貝塚太一撮影

 米大リーグで大谷翔平選手が所属するドジャースがワールドシリーズ(WS)を制覇したことを受け、プロ野球・日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)が愛弟子を祝福した。大谷選手が左肩を亜脱臼した状態ながら最後まで出場を続けたことについて「らしいよね。本当にらしい。休むとか出ないの選択肢がゼロ。両手骨折しても出る。彼にとっての野球は、舞台が違うから力を入れるとか入れないとかじゃない」と話した。

 日本ハムの本拠地、エスコンフィールド北海道で報道陣の取材に応じた。

 栗山CBOは日本ハム監督時代に大谷選手の日本ハム入団から大リーグ移籍までを見守り、日本が優勝した2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも監督として大谷選手とともに戦った。

 大谷選手が過去にもけがを押して試合に出場したことをにおわせつつ、「いろんな人たちに野球のすごさを伝えてもらっているということに関してはものすごくありがたいし、『ありがとうな、翔平』っていう感じ」と語った。

 一方、「こんなところで良かったねなんて言っている場合じゃない。元々世界一の選手になると思って送り出している」と語りつつ、「(ヤンキースの)ジャッジが彼(大谷)は世界一の選手ですってWS前の記者会見で言ってくれたのは、ちょっとだけ翔平頑張ったなっていうのはあった」とほほ笑んだ。

 今後に向けては「(今季は)数字的にはすごいけれど、もっとみんながびっくりするようなことをやってくれる」を期待を寄せた。【谷口拓未】

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