先月の出雲駅伝。
エース佐藤圭汰(3年)が故障で不在、5000mとハーフマラソンで日本人学生記録を持つキャプテン篠原倖太朗(4年)は疲労が残る苦しい状況の中でも、桑田駿介(1年)、帰山侑大(3年)、島子公佑(2年)ら、出雲を初めて走った3名が先頭争いをする状況に、2位で負けはしたが手ごたえを感じたレースだったと振り返った藤田敦史監督。
一方、出雲では最終6区で國學院・平林清澄(4年)とのエース対決に敗れ涙をのんだ篠原。
「負けっぱなしだと、性に合わないので、やり返したい。平林にはエース区間に来てもらわないと困る!」とリベンジの舞台を待ち望んでいる。
負けた出雲の映像を何度も見て、「血の涙が出るぐらい悔しい思いをし、負けとしっかり対話してきた」という。
チームの話をする際は、「勝ちたい」ではなく「勝たせたい」という表現を何度も使っていたのが印象的。歴代の大エースと同じように、チームを「勝たせる」存在を目指している。
キャプテン篠原倖太朗(4年) この記事の写真そんななか来たる全日本へ、藤田監督がキーマンにあげたのは1年生の谷中晴。
“もうひとつの出雲駅伝”とも呼ばれる、全日本のメンバー選考に関わる出雲駅伝後の記録会で1位フィニッシュした選手。
「みんな一緒の中で走っても強いし、単独走もできる。駅伝を戦っていく上では非常に計算が立つ選手」と指揮官は出雲1区の1年生・桑田と共に“未来のエースになる選手”と絶賛。
藤田監督期待のルーキー谷中晴(1年)史上初の5連覇がかかる今回の全日本。
「2年連続三冠という前人未踏の挑戦は達成できなかったが、今まで誰も成し遂げたことのない偉業にチャレンジすることに変わりない。そこにチャレンジできる喜び、幸せを感じながら、ぜひそういうところを目指してやりたいと思います。全日本だけは絶対譲れない」と意気込んだ。
歴代最多16回の優勝を誇り、得意とする伊勢路で、前人未踏の戦いに挑む。
第56回全日本大学駅伝|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)この記事の写真を見る
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