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 今年の箱根優勝経験者5人を含めた最強メンバーで挑んだ出雲駅伝。青山学院はまさかの3位に終わった。

 「そう簡単に勝てないのが今の学生三大駅伝かなと思いますね。我が校だけが強いわけではないということを肌で感じました。」と、肩を落としながら話した原晋監督。

 本気で三冠を狙っていただけに、出雲の結果を選手たちも重く受け止めていた。

10000mチーム歴代最高記録を持つ黒田朝日(3年) この記事の写真

黒田朝日(3年)「駅伝の難しさを実感したレースだった。個人としても100%の力が出せなかった」

太田蒼生(4年)「1週間前ぐらいから思うような走りができずになかなか距離を詰められなかったのが反省点」

鶴川正也(4年)「監督から、お前はまだまだ走らないとダメだと言ってもらえて気合いが入った。今までの自分を大きく超えるような走りをしていかないとダメだと意識が変わった。」

 出雲後、学生のみでミーティングを開き再び目標を再確認できたという。

鶴川「この負けをどれだけプラスにできるか。三冠はできなくなってしまったけど、二冠するためにチーム全員でこの負けを次につなげようと話をしました」

5000m日本人学生歴代2位 鶴川正也(4年)

 そして印象的だったのは、主力3人が口にした“エースの自覚”。

黒田「“エースとしての自覚”をもって、しっかり優勝に貢献できる走りをしていきたい」

鶴川「“このチームの中でもずば抜けていくようなエース”になっていかないといけない」

太田「どんな区間になっても、“他大のエースにも負けず”、次こそはしっかり勝っていきたい」

箱根駅伝3区区間賞 太田蒼生(4年)

 自分こそがチームのエースであり、自身の力を最大限に発揮できれば、全日本、箱根の二冠が達成できると強い想いが伝わってきた。

 全日本に向けて指揮官は「区間・距離が伸びる。徐々に青山学院の能力を発揮できる駅伝になっていく。全日本大学駅伝は、本気で勝負して勝ちに行きます」と気合十分。

 箱根王者のプライドで、6年ぶり全日本の頂きを目指す。

史上最強チームで6年ぶり日本一へ 第56回全日本大学駅伝|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

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