サッカーJ2・モンテディオ山形は、27日、ホームで熊本に勝って7連勝。熾烈(しれつ)を極めるプレーオフ進出争いにぴったりと追随している。
前節、優勝を争う清水に逆転勝利、6連勝の勢いそのままに序盤は山形がチャンスを作る。
前半7分、パスをつないでサイドに展開し、山田のクロスに土居。ここは相手のファインセーブに阻まれたが、その3分後。小西のコーナーキックに合わせたのは、187センチ、センターバックの城和。
その高さから厳しいマークに遭う中、下がりながら叩きつけたヘディングは圧巻だった。
城和の、8月に加入後の初ゴールで山形が先制する。
しかし、先制した後は熊本に攻め込まれる時間が続いた。
それでも渡邉監督が「勝利を支えているのは粘り強い守備」と語ったように、ゴールキーパーの後藤雅明を中心に、何度も攻撃を跳ね返しゴールにがっちりとカギを掛ける。
攻めあぐねていた山形だが、後半5分のフリーキック。今度はセンターバックの安部が飛び込むが、ここも好セーブに阻まれる。
再び熊本にボールを持たれる時間が続き、37分にはあわやという場面が訪れたが、後藤雅明が反応鋭くまさに「守護神」の働きで同点にさせない。
最後まで我慢強く戦った山形は1対0で勝利。これでクラブ最多タイの7連勝!
熾烈(しれつ)なプレーオフ進出争い、一歩も引かない構えだ。
(DF#22・城和隼颯)
「多くのサポーターが応援に来てくれて、その力があったからこそのゴールだと思っている。苦しい状況でもクリーンシート(無失点)で終われれば勝利も近づいてくると思うので、ディフェンスの中心としてゼロで抑えられたのは良かった」
順位表、首位の清水はJ1自動昇格が決定。プレーオフ進出を争う千葉・岡山・仙台がそろって勝ったため、山形は変わらず7位。
勝ち点差「1」でひしめく4チーム、リーグ戦残り2試合はまさにサバイバル。
山形の次節は11月3日、アウェイで13位の水戸との対戦。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。