都市対抗野球大会で監督として最多4回の優勝を数えるENEOS(横浜市)の大久保秀昭監督(55)が今季限りで退任することになった。ENEOSが25日に発表した。後任は宮沢健太郎ヘッドコーチ(44)が昇格する。
大久保監督は神奈川県出身。神奈川・桐蔭学園高から慶大へ進み、4年時には主将として東京六大学リーグで春秋連覇を達成した。
1992年に日本石油(現ENEOS)に入社し、1年目から捕手のレギュラーとして活躍。93、95年の都市対抗で優勝し、96年にはアトランタ・オリンピックで銀メダルを獲得した。
97年にプロ野球・近鉄にドラフト6位で入団し、2001年限りで現役引退。
06年シーズンから監督として社会人球界に戻り、08、12、13年に古巣を都市対抗優勝に導いた。15年シーズンから5年間、慶大監督を務めた後に19年12月に再び復帰。この間1回しか都市対抗に出場できなかったチームは5年連続で本大会に出場し、22年には史上最多12回目の優勝を果たした。【円谷美晶】
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