文化功労者 プロゴルファーの青木功さん

 政府は25日、2024年度の文化勲章受章者と文化功労者を発表した。

プロゴルファー青木功さん

 今年でプロゴルファー生活60年。「節目の年に選出いただき、大変うれしく思っています」と文化功労者選出に相好を崩した。

 国内外合わせて85勝を挙げたゴルフ界のレジェンドだ。1983年に日本男子初の米国ツアー制覇を果たし、世界4大ツアーすべてに勝利し「世界のAOKI」と呼ばれた。

 海外転戦の中で「チャリティーの大切さ」を学び、帰国後、親交があった王貞治さんらとチャリティーゴルフ大会を創設。「多くの方々の協力で、多額の寄付を多方面にお送りすることができた」と胸を張る。

 4期8年にわたり日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長を務め、競技普及に貢献。ゴルフを日本のスポーツ文化へと高めた功績は大きい。3月の退任後は一人のプロゴルファーへと戻ったが、今でも「ゴルフは私の天職」と言い切る。82歳となっても、勝負師の魂は揺るがない。【和田崇】

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