24日のプロ野球・新人選択(ドラフト)会議で、ヤクルトから1位指名を受けた愛知工大の中村優斗投手(21)は、大学の会見場に設置された大型スクリーンでドラフト会議の様子を見守った。自身の名前が読み上げられるとほっとした表情を見せ、硬式野球部員ら約60人が拍手と歓声を送った。
大学屈指の球威を誇る右腕の中村投手。最速160キロの直球に、切れ味抜群のスライダーが持ち味で、今年2月には日本代表にも選ばれた。記者会見では「高校時代は、プロの世界というのは自分にはほど遠いものだと思っていた。落ちるボールを武器にして、磨いていきたい」とプロへの抱負を語った。
ロッテで1989年から14年にわたってプレーした同大硬式野球部の平井光親監督(57)は「プロ入りという夢がかなってよかったと思う。私にとっても一生の思い出」と喜んだ。【梶原遊】
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