フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダは25~27日、カナダ東部のハリファクスで行われる。
女子は世界選手権3連覇中の坂本花織選手(シスメックス)が登場。今季はフリーの完成が夏場までずれ込み、初戦となった9月のロンバルディア杯(イタリア)は199・94点で3位。だが、10月13、14日に地元の兵庫で開催されたローカル大会に出場し国内大会ながら215・80点と高得点を出して態勢を整えた。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックを見据え、結果以上に内容へのこだわりを見せる女王の演技に注目だ。
昨季GPファイナル3位でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳ぶ吉田陽菜選手(木下アカデミー)は196・47点で3位だった9月のネーベルホルン杯(ドイツ)からの上積みを図る。
海外勢では19年の全米選手権を当時13歳と史上最年少で制したアリサ・リュウ選手(米国)がエントリーに名を連ねる。北京冬季五輪後に競技を離れたが今季になって復帰し、今月のブダペスト杯(ハンガリー)ではいきなり優勝を果たした。
男子は第1戦スケートアメリカで優勝したイリア・マリニン選手(米国)が連戦となる。この大会も制すればファイナル進出が早々に確定する。
日本勢で佐藤駿選手(エームサービス・明大)はロンバルディア杯で3位ながら、自己ベストを更新する285・88点をマーク。ルッツ、フリップ、トーループの3種類の4回転ジャンプを駆使して世界王者のマリニン選手に挑む。
また、昨年のスケートカナダを制した山本草太選手(中京大)はネーベルホルン杯で優勝。こちらもどこまでマリニン選手に迫れるか注目だ。【倉沢仁志】
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