熱戦が繰り広げられた京築地区高校野球部OB大会=福岡県豊前市八屋の市民球場で2024年10月20日午前9時35分、松本昌樹撮影

 福岡県京築地区の高校野球部OBによる対抗戦「第34回京築地区高校野球部OB大会」が20日、豊前市八屋の市民球場で開催された。苅田工▽育徳館▽京都▽行橋▽旧築上中部▽築上西――の6校のOBでつくる連盟が主催。18~71歳の元球児約100人が参加し、熱戦を繰り広げた。

 1981年春のセンバツで築上中部が甲子園出場を果たしたのを機に、各校OBが地域の高校野球を盛り上げようと85年に第1回大会を開催したのが始まり。投手は35歳以上で、30歳以上の選手が4人以上出場するなどのルールを設けている。

 開会式のあいさつで、大会副会長の中村正明さん(59)=育徳館OB=は「26日に始まる秋の九州大会に育徳館が初出場し、甲子園にあと一歩のところまで迫っている」と報告。京築地区から44年ぶりの甲子園出場に向け、地域全体での声援を呼びかけた。

 大会は、欠場した築上西を除く5チームによるトーナメント戦で争われ、決勝は育徳館が20―13で苅田工を降し優勝した。【松本昌樹】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。