福岡県京築地区の高校野球部OBによる対抗戦「第34回京築地区高校野球部OB大会」が20日、豊前市八屋の市民球場で開催された。苅田工▽育徳館▽京都▽行橋▽旧築上中部▽築上西――の6校のOBでつくる連盟が主催。18~71歳の元球児約100人が参加し、熱戦を繰り広げた。
1981年春のセンバツで築上中部が甲子園出場を果たしたのを機に、各校OBが地域の高校野球を盛り上げようと85年に第1回大会を開催したのが始まり。投手は35歳以上で、30歳以上の選手が4人以上出場するなどのルールを設けている。
開会式のあいさつで、大会副会長の中村正明さん(59)=育徳館OB=は「26日に始まる秋の九州大会に育徳館が初出場し、甲子園にあと一歩のところまで迫っている」と報告。京築地区から44年ぶりの甲子園出場に向け、地域全体での声援を呼びかけた。
大会は、欠場した築上西を除く5チームによるトーナメント戦で争われ、決勝は育徳館が20―13で苅田工を降し優勝した。【松本昌樹】
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