【MLB】メッツ-ドジャース(10月16日・日本時間17日/ニューヨーク)
【映像】大谷翔平、PS1号「弾丸」アーチ
ドジャースの大谷翔平投手が対戦成績1勝1敗のタイで迎えたリーグ優勝決定シリーズの第3戦に「1番・DH」で先発出場。4点をリードして迎えた終盤8回の第5打席に同シリーズでは自身初、PSでは7戦ぶり2本目となる値千金、ダメ押し3ランを放った。同シリーズ2勝目を力強く手繰り寄せる豪快弾に敵地は騒然となった。ライトポール際への124.9メートル特大弾だった。
大谷が7試合ぶりに待望の快音を響かせた。メジャー7年目にして初のPSに出場した大谷はパドレスとの開幕戦、3点を追う2回の第2打席で流れを引き戻す第1号の同点3ランを放って感情を爆発させた。打球速度180キロ、低い弾道でライトスタンドに突き刺さった飛距離113.8mの一発は、日本人のポストシーズンとしては2012年のイチロー以来12年ぶりとなるファン待望の一発だった。
レギュラーシーズンで打率.310、54本塁打、130打点という驚異的な数字を残して2冠を達成した大谷だが、その後は快音を響かすことができず。PSでは得点圏で5打数4安打と勝負強さを発揮しているが、ここまでの7試合でみると打率.222、1本塁打、5打点、OPS.677にとどまっていた。
チームは本拠地で迎えたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ初戦で千賀の乱調に乗じて9-0で圧勝。しかし、続く2戦目は3-7で落として1勝1敗のタイとされ敵地に乗り込んできた。負けられない一戦、流れを引き寄せたい第3戦目で、大谷のバットが見事に息を吹き返した。
ドジャースは2013年から11年連続でプレーオフに進出するも、世界一に輝いたのは新型コロナでシーズンが短縮された2020年の一度のみ。ここ2年はいずれも地区シリーズで敗退している。チーム史上8度目(過去に1955年、1959年、1963年、1965年、1981年、1988年、2020年の7度)となるワールドシリーズ制覇に向け、大谷のバットがチームやファン、そして大谷自らの悲願を力強く手繰り寄せる。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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