北欧発祥のスポーツを楽しむサークルが秋田市で設立された。メンバーは全国大会での勝利を目指し、練習に励んでいる。

40~80代まで幅広い世代が楽しんでいるのは、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」。

モルックは、「スキットル」と呼ばれる得点が書かれたピンを並べ、「モルック」という木の棒で倒して、合わせてちょうど50点を目指すもの。年齢や性別、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめるとあって、日本でも人気が高まっている。

サークルは、9月に秋田市の企業「ALL-A」が、モルックを通じた健康づくりで高齢化社会での課題解決を目指そうと立ち上げた。現在17人が所属している。

メンバーは11月に秋田市で開かれる全国大会に向け、「まず1勝」と練習に汗を流している。

ピンを倒すだけでなく戦略が必要になるため、作戦会議にも熱が入る。

狙い通りにピンが倒れると、メンバーは歓声を上げて喜びを分かち合っていた。

 目黒和夫さん(82):
「難しい。自宅で同じくらいの竹を切って芝生で練習しているが、なかなか効果が表れない」

 西村幸一さん(72):
「静と動で言えば『静』のメンタルが重視されるスポーツで、年を取ってもできるのが魅力。全国大会では、できれば1回戦は勝ちたい」

練習は月に2回ほどで、サークルは随時メンバーを募集している。

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