ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレスともに2勝2敗で迎えたメジャーリーグ、地区シリーズ・最終第5戦。

パドレスはダルビッシュ有投手(38)、ドジャースは山本由伸投手(26)と、プレーオフでは史上初、日本人投手の投げ合いが実現しました。

まずは山本投手の立ち上がり。
力強いボールで、三振を奪うなど三者凡退に抑えました。

大谷翔平選手(30)の第1打席、地区シリーズ第2戦ではノーヒットに抑えられたダルビッシュ投手との対戦。
するどい変化のスライダーに空振り三振となりました。

大谷選手を抑えたダルビッシュ投手は、2回に手痛い一発を浴びました。
ドジャースのキケ・ヘルナンデス選手(33)が先制のホームラン。
ベンチ前で大谷選手も大喜びでした。

それでもダルビッシュ投手は、粘りのピッチングで追加点を許しません。

大谷選手との2度目の対決はサードフライに打ち取り、4回まで1失点で切り抜けました。

一方の山本投手も、強力パドレス打線を相手に5回まで投げ無失点と、勝利投手の権利を持って降板。

ベンチでは大谷選手がハイタッチと、「よくやった」といわんばかりに強めのねぎらい。
6回まで1対0と投手戦となり迎えた、大谷選手対ダルビッシュ選手の第3ラウンド。

ここもダルビッシュ投手に軍配。
大谷選手は12日、ノーヒットに終わりました。

ダルビッシュ投手は7回に再びホームランで追加点を奪われ2失点。
打線の援護がない中、マウンドを降りました。

そして、ドジャース勝利の瞬間。

崖っぷちからの2連勝で、見事、リーグ優勝決定シリーズ進出。
大谷選手と、勝利投手の山本投手が2度目のシャンパンファイトとなりました。

大谷翔平選手:
本当に由伸が素晴らしいピッチングで…。ロースコアでしたけど本当に勝ちきって、いいゲームだったと思います。きょうは勝ってみんなで喜んで次に向けて頑張りたいなと。

一方、負け投手となったダルビッシュ投手は「悔しいですね、もちろん。オフシーズンに入るんだと実感がないというか」と語りました。

ドジャースは14日から新たな戦いが始まります。

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