高校野球の秋季東北大会は12日、福島県いわき市のヨークいわきスタジアムなどで開幕し、1回戦2試合と2回戦4試合が行われた。青森山田(青森1位)、仙台育英(宮城1位)、聖光学院(福島1位)、東日本国際大昌平(福島2位)が準々決勝に進んだ。
初戦が2回戦となった今夏の甲子園大会4強の青森山田は、古川学園(宮城2位)を8―2で降して白星発進した。仙台育英は弘前学院聖愛(青森3位)に4―0で快勝。聖光学院は能代松陽(秋田2位)に5―1で勝利した。東日本国際大昌平は東北学院榴ケ岡(宮城3位)との打撃戦を11―7で制した。
1回戦では、山形中央(山形3位)が大曲工(秋田3位)に、延長十回タイブレークの末に1―0でサヨナラ勝ち。久慈(岩手3位)は学法石川(福島3位)に7―2で快勝した。
13日は2回戦4試合が行われる。【牧野大輔】
山形中央・白崎謙監督
県大会から1点差をものにしてきた。レベルも上がるのでとにかく1点取ろうと言ってきた。(県大会からタイブレークを経験し)(延長十回の)守備での失点によって得点の取り方を考えた。経験値が生きたのかなと思う。
<1年生の奥山卯月投手が6回無失点>
勝てば(2回戦は)連戦になるので、行けるところまで行ってくれと思って任せた。しっかり腕を振って投げてくれた。(2番手の)小坂(楓)も彼にとって初回となる七回をしっかり(3者凡退で)切り抜けてくれたのが大きかった。次戦も相手投手をしっかり見て、食らいついていきたい。
仙台育英・井須大史投手
<7回を無失点と好投>
ここ一番の試合を任されることが多いので、初戦で投げることは想定して準備してきた。得意なチェンジアップに加えてスライダーが効果的で、この二つのコンビネーションで抑えることができた。
ビッグイニングを作らせないために、夏場は先頭打者をきっちり打ち取ることをテーマに練習に取り組んできた。(先頭打者を出したのは2度のみで)練習の成果が出た。今日は合格点。次も先発するつもりで準備したい。
聖光学院・遠藤颯斗選手
<五回に先制のスクイズを成功>
なかなか点が取れない状況で、なんとか決めようという気持ちだった。練習もしてきたし、バントのサインも想定していたので決めることができた。
<八回にリードを4点に広げる2点適時打>
打ったのは外角のスライダー。投手陣がピンチを抑えてくれていたので打ちたかった。初戦の意識が過剰になっていたが、終盤の攻撃は自分たちらしい打撃ができた。日本一に向けて、全員で一戦一戦をやりきっていく。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。