バスケットボールBリーグ1部(B1)で、12日にホーム初戦を迎える名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。オーストラリア人のショーン・デニスヘッドコーチ(HC)は、通訳のアンディ・ボーランドさん(米国出身)と二人三脚で更なる躍進を誓う。【荒木映美】
ファン「見分けがつかない」
この2人、ファンの間では「双子かと思うくらい似ている」と話題だ。X(ツイッター)では「兄弟?」「見分けがつかない」といった投稿が相次ぐ。
ショーンHCは身長186センチ、アンディ通訳は191センチ。背格好はさほど変わりなく、いずれも白髪交じり。同じユニホームでコートに立つと、見分けがつかないこともあるようだ。試合の映像では、カメラがショーンHCと間違えてアンディ通訳にフォーカスしたこともあるという。
本人はどう思っているのか――。ショーンHCは「似てるとはあまり思わないけど、ファンが楽しんでいるのはいいことですね」と苦笑いする。ただ、「アンディは私の一部のようなものです」と全幅の信頼を置く。
ショーンHCは59歳。オーストラリアとニュージーランドのナショナルリーグなどでHCの経験がある。ドルフィンズのHCには2020年に就任した。
昨シーズン 初の4強入り
これまでチームは西地区で、20~21年4位▽21~22年3位▽22~23年3位▽23~24年1位――と躍進。Bリーグのシーズン王者を決める24年5月のチャンピオンシップでは初の4強入りを果たした。
今シーズンに懸ける思いについて、ショーンHCは「チームがポテンシャルを最大限発揮できるよう指導したい」。アンディ通訳は「それができるためにサポートしたい」と息はぴったりだ。
今シーズンの開幕(3日)から1勝1敗で迎えるホーム初戦(12日)は、名古屋市のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で川崎ブレイブサンダースと対戦する。「一心同体」でチームを率いる2人の姿に注目したい。
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