東葛駅伝本番に向けて練習に励む我孫子中駅伝部のメンバー=千葉県我孫子市で2024年9月5日、伊藤一郎撮影

 大会開始からちょうど4分の3世紀という75回目を迎えた昨年の「東葛駅伝」を制したのは、我孫子市立我孫子中(同市高野山)。13回目の優勝となり、通算優勝回数は単独トップを誇る。樋口清和監督(61)は今大会に向け「常に挑戦者の気持ちで臨む」と語る。

 ――76回目の東葛駅伝に向けて、チームの仕上がりはいかがですか。

 樋口監督 子どもたちは、(優勝した)先輩に続けと主将中心に一生懸命頑張っています。みんなで仲良く支え合って練習に取り組んでいる。

 ――指導方針はありますか。

 指導方針というものはないですが、目標に向かってまじめにコツコツと努力すること、チャレンジ精神が大事ということは考え方としてあります。子どもたちが十分に力を発揮できるよう努めています。

 ――監督ご自身は指導者として東葛駅伝を6回制覇されています。大会について、どういう印象をお持ちですか。

 戦後間もなくからの歴史がある、素晴らしい大会だと思います。地域の方も大会のことを気にしていただいていて、子どもたちの頑張りが周りの人たちに希望や勇気をもたらしているとしたら、うれしいですね。

 ――選手の皆さんも意気込みなどを聞かせてください。

 吉川櫂永(かいと)主将(3年) しっかり走って活躍したい。もちろん2年連続の優勝を狙います。

 斉藤渉さん(同) 母や先生、お世話になった人に恩返しできるよう、インパクトのある走りをしたい。

 唐木陽大(あきひろ)さん(同) 昨年のアンカーとして優勝を経験したが、今年もいいチームなので優勝できると思う。【伊藤一郎】

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 戦後間もなく始まり長い歴史がある東葛駅伝は19日、松戸市~野田市を舞台に開催されます。76回目の今回はジェイコム千葉が初めて全コースを生中継します。大会開催まで、関連する話題を随時掲載していきます。

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