剣道の大学日本一を決める「第43回全日本女子学生剣道優勝大会」は11月9、10両日に愛知・春日井市総合体育館を舞台に行われる。関東女子学生優勝大会で初優勝した中央大、今夏の世界選手権日本代表、川合芳奈選手(4年)を擁す筑波大、水川晴奈選手(4年)が率いる法政大に注目が集まる。【曽根田和久】
女子はここ数年、上位に名を連ねてきた常連校が頂点を目指してしのぎを削る。
3年ぶりの日本一奪還を狙う中央大は、関東大会初優勝で勢いに乗る。前年日本一の筑波大と対戦した関東決勝では、副将の村田結依選手(1年)が勝利に貢献。今夏の世界選手権代表の筑波大・川合選手がメンに飛ぶ瞬間を逃さずコテを奪った。他にも3年前の優勝を知る小川真英選手(4年)をはじめ、全日本女子学生選手権で準優勝の経験がある猪原悠月選手(3年)と池田胡春選手(2年)など各学年にまんべんなく実力者がそろう。
連覇を狙う筑波大は、川合選手のほかにも、笠日向子選手、斎藤とも選手ら経験豊富な4年生が顔を並べる。法政大は前回大会まで3年連続で4強以上。チームをけん引する世界選手権代表の水川選手は全日本女子学生選手権で史上最多の3回の優勝を達成するなど抜きんでた強さがある。法政大とともに関東3位に入った明治大は1年生ながら活躍する門田理佳選手の試合ぶりが注目を集めそうだ。
昨年は代表戦の末に連覇を逃した鹿屋体育大は今年も九州大会を制して全日本に登場。2年ぶりの頂点返り咲きに狙いを定める。
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