連覇への期待がかかる国スポバレーボール成年女子のSAGA久光スプリングス。9日に決勝を迎え、大会中1セットも落とさない圧巻の強さで、見事金メダルを獲得しました。

5年ぶりの優勝となった去年の鹿児島国体から連覇を狙うSAGA久光。
その鹿児島国体では出場がなかったミドルブロッカーで、パリ五輪日本代表の荒木は今回の国スポに向けプレッシャーがあったと言います。

【荒木彩花選手】
「自分が実際コートに立って連携を崩してしまったりだとか、うまく機能しなかったときに負けてしまったら「ああ、自分のせいだ」って思っちゃうので」

そしていよいよ決勝。

【観客】
「朝一番に起きて来ました。ここに来たことが初めてなのでこんな近くで応援できるなんてよかったなと思ってます」
「久光頑張れー!」

優勝をかけた決勝の相手岡山は去年の決勝でセットカウント3対2と苦戦を強いられた相手です。

初戦、2戦目と第1セットでミスが目立った佐賀でしたが、決勝は違いました。深澤の粘りのプレー。不安を感じさせない荒木のブロックなど守備が機能。

25対12と序盤からアクセル全開で第1セットを先取します。
第2セットもとり、第3セットも深澤と荒木が躍動。
終始リードする展開で迎えたマッチポイント。
右サイドから平山が決め25対16。セットカウント3対0で勝利。
大会中1セットも落とさない圧巻のプレーで、鹿児島国体に続く2連覇を成し遂げました。

【酒井監督】
「まずは本当に勝てて嬉しいと同時に、ある意味ほっとしています。携わってくださった皆さんの前でこうやって結果でお返しすることができて、本当によかったなと思っていますし感謝しています」

【深澤めぐみ選手】
「佐賀の国スポで優勝したいっていう思いはチームとしてもすごい大きかったので、それを達成することができて嬉しいです」

そして不安を抱えていた荒木は?

【荒木彩花選手】
「(応援を聞いて)実際に応援されているっていうことを体感できて「あ、県背負うって重いな」って思い…重いなって思いながら、自分が出ても勝てるんだっていうところに安心しましたし、2連覇取れたっていうこと、名前変わって国スポ1回目で優勝できたことすごく嬉しく思います」

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