テニスの全国高校選抜で日本一に輝いた佐土原高校の浅田紘輔選手。シングルスで頂点に立った浅田選手の次なる目標は…。

創部37年目、佐土原高校男子テニス部には16人の選手が所属しています。
キャプテンを務める浅田紘輔選手は、先月開催された全国高校選抜大会男子シングルスで優勝!県勢初の快挙です。

(浅田紘輔選手)
「今まで努力してきたことが報われたという気持ちで、安堵感と達成感にあふれていた」

浅田選手の持ち味はミスの少ないストローク。ラリー戦には自信を持っています。

(浅田紘輔選手)
「相手に振られたり少しずつ攻められたときにどれだけ粘り強く良いボールを返球できるかというところと、少しでも甘い球が来たら逃がさずにしっかり前に入って自分の得意なネットプレーを生かせるように意識している」

(浅田紘輔選手)
「これからもっと上で勝っていくためにはサービスの強化が必要だと思っているのでサービス練習に力を入れたい」

指導する横山良輔監督は、浅田選手の快挙が他の選手の刺激になっていると話します。

(横山良輔監督)
「浅田選手が日本一になれたということで「次は自分が」という全国大会を大きく見すぎずに、素直に自分の力を試したいとか、チャレンジして勝ちたいという選手が増えてきたところが大きい」

真摯に自分のテニスと向き合い、キャプテンとしてもチームを引っ張る浅田選手には、どうしても成し遂げたいことが・・・。

(浅田紘輔選手)
「僕が佐土原高校に入った一番の目標が、団体戦で日本一になって横山監督に恩返しをすること。絶対に団体戦で優勝できるように頑張りたい」

佐土原高校は去年のインターハイに続き先月の全国選抜も団体戦3位、日本一にあと一歩でした。全国レベルの選手が揃いお互いを高め合う佐土原高校男子テニス部。横山監督は選手たちのさらなる成長に期待を寄せます。

(横山良輔監督)
「技術的な向上はもちろんですけど、自分と自分の弱さに向き合いながらそれから逃げずに課題を克服したり問題点を改善したりという作業は、テニス競技に限らずどこでも必要だと思うので、そういう力をテニスを通じて身に付けてくれればと思う」

日本一に慢心することなく、常にチャレンジする気持ちを持ち続けたいと話す浅田選手。その視線は夏のインターハイを見据えています。

浅田選手は、去年のインターハイで佐土原高校出身のプロテニスプレーヤー、大岐優斗選手とダブルスを組み準優勝の成績を収めています。浅田選手のこれからの活躍が楽しみです。

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