プロ野球・ソフトバンク

ソフトバンク―ロッテ(4日・みずほペイペイドーム)

 今季のチームを支えてきたスラッガーがレギュラーシーズン最終戦でも実力を発揮した。ソフトバンクの栗原陵矢が、20号先制ソロを放った。20本塁打に到達したのは、21本塁打だった2021年以来、3年ぶりだ。

 両チーム無得点で迎えた六回、先頭で打席に立った栗原は、やや高めに甘く入ってきたカットボールを思い切り振り抜いた。打球はぐんぐん伸びて右中間へのアーチとなり、「自分のスイングができた」と喜んだ。

 今季の栗原の打順は当初、つなぎ役の6番だった。5月末に3番を打っていた柳田悠岐がけがで離脱すると、代わりに3番へ座り、山場となった夏場も活躍した。過去2年は故障で途中離脱したが、3年ぶりにフルシーズンを戦い抜き、リーグ優勝に貢献した。

 9月末に柳田が復帰した後も3番に座るが、「打順はどこでもよいので、打率を上げてもっとチームに貢献したい」と意気込む。16日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに向けて欠かせない選手が好調を維持している。【林大樹】

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