プロ野球独立リーグのBCリーグ「栃木ゴールデンブレーブス」(栃木GB)と、県内の社会人野球の選抜チームが5日、足利市田所町のジェットブラックフラワーズスタジアム(市総合運動場硬式野球場)で交流戦を行う。近年、野球振興や地域貢献を目的に各地で開催されているプロ・アマ交流の一環で、栃木GBと社会人選抜の対戦は初めて。
栃木BCは2016年に設立され、関東地方と福島、長野の計7県の球団が参加するBCリーグに所属。19年にはリーグ優勝を果たした。小山市を拠点に活動している。
チームには、同市出身でプロ野球ロッテなどで活躍した成瀬善久ヘッドコーチ兼投手や、今季BCリーグで打点トップに立った青藍泰斗高出身の石川慧亮選手らがいる。また、お笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行さんも投手として所属している。
対する社会人選抜チームは、JABA県野球連盟所属の9チームが推薦した選手らで構成。今年の都市対抗野球大会に2回目の出場を果たしたエイジェックからは、白鷗大出身の1年目、池田康平投手や栃木市出身の田島大輔捕手ら、全日本クラブ野球選手権で優勝11回の実績を誇る全足利クラブからは2年目の成長株、富岡豪投手らが出場する。
社会人選抜の監督は、宇都宮大学OB野球クラブの大阿久貴志監督が務める。同連盟は「選抜チームは、一丸となって『ゴールデンブレーブスに勝ちに行こう』と意気込んでいる。白熱した試合になる」と気合十分だ。
試合は午後0時50分開始で、入場は無料。9回制で延長やコールドは設けずに行う。試合前には、栃木GBの公式チアパフォーマンスチーム「ゴールドラッシュ」と、足利市の八木節パフォーマンスチーム「足利八木節女前Japan」によるアトラクションも予定。試合後には地元の子どもたちへの野球教室なども行われる。雨天中止。【小林祥晃】
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