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【MLB】ドジャース 11−4 ロッキーズ(9月27日・日本時間28日/コロラド)       

【映像】大谷の“特大”54号3ランをベンチでも祝福した瞬間

 ベンチも、偉大な一発を放ったスターと大盛り上がりだ。ドジャースの大谷翔平投手がロッキーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場すると、6回の第4打席に今季54号3ランを放ち「54-57」に到達。スタジアムも騒然となるなか大谷はベンチに戻ると、そこでもチームメイトに囲まれながら笑顔を見せる一幕があった。

 ドジャースが6−2と4点リードで迎えた6回表、無死一、三塁の場面で大谷にこの試合で4度目の打席が回ってきた。第1打席の凡退と、第2、第3打席のヒットはいずれも角度がついていない打球だったここともあり“ヒット狙い”に徹しているかと思われたが、そんなことはなかった。大谷は、勝利を確信付ける特大の第54号3ランを放った。

 MLBのデータサイト『Baseball savant』によると打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、角度32度、飛距離436フィート(約132.8メートル)という文句なしの一発。大谷は打った直後にバットを放り投げ、確信歩きを見せたほど完璧な当たりだった。悠々とダイヤモンドを一周した大谷をホームベースでクリス・テーラーとオースティン・バーンズが笑顔でお出迎え。その後ドジャースベンチにも笑顔が溢れた。

 前日の試合でナ・リーグ地区優勝を決めていたこともあったのか、その後もドジャースナインは大盛りあがり。祝福を受けた後も大谷の一発の余韻が残るベンチでは、テーラーやキケ・ヘルナンデス、トミー・エドマンらの笑顔が絶えなかった。ファンもSNSなどで「現実です…!これが現実…!」「野球の神様の設定ミス」「史上最高の選手の全盛期を見れる幸せ」と大興奮の瞬間となったが、仲間にとっても同じような感覚なのかもしれない。

 悲願のワールドシリーズへ向けて第一関門である地区優勝はすでに決めた。それでも大谷は止まらない。強烈な打撃でチームを引っ張り、仲間を笑顔にする存在として、果たしてどんな境地まで辿り着くのだろうか。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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